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さきがけ (探査機) : ミニ英和和英辞書
さきがけ (探査機)[き, はた]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

探査 : [たんさ]
  1. (n,vs) probe 2. inquiry 3. enquiry 4. investigation 
探査機 : [たんさき]
 (n) (space) probe
: [き, はた]
 (n) loom

さきがけ (探査機) : ウィキペディア日本語版
さきがけ (探査機)[き, はた]

さきがけ (MS-T5) は日本の宇宙科学研究所が初めて打ち上げた惑星間空間探査機人工惑星)である。1985年1月8日鹿児島宇宙空間観測所からM-3SIIロケット1号機で打ち上げられた。
さきがけは、ハレー彗星を探査する すいせい(PLANET-A)の試験探査機として打ち上げられた。ハレー彗星の探査の他に、新たに改良された M-3SIIロケットの性能確認や深宇宙探査技術の習得などを目的としていた。姉妹機であるすいせいと異なり、さきがけには撮像装置は搭載されていない。
さきがけの打上げに先立つ1984年10月31日には、PLANET計画のための受信アンテナとして臼田宇宙空間観測所が新設され、64 mパラボラアンテナが建設された。
1986年3月11日には国際協力による探査機群・ハレー艦隊の一員としてハレー彗星に699万kmまで接近し、彗星付近の太陽風磁場やプラズマを観測した。
1987年に日本の探査機としては初の地球スイングバイを行って軌道を変更し、1992年1月7日から1月9日に掛けての地球スイングバイ(最近接距離8万キロ)で、日本の探査機として初めて、地球磁気圏の尾部から頭部へと突き抜ける磁気圏断面観測を行った。
1992年の地球スイングバイによって、更に軌道を変更した”さきがけ”は、地球と並走して太陽を公転する軌道に投入された。以降の”さきがけ”は、時折、地球の引力圏内(約150万キロ)に入りながら、地球からの距離を4000万キロ以内に保ち、太陽風と地球磁気圏との相互作用の観測を行った(これは、元々地球近傍にて太陽風と地球磁気圏の相互作用の観測を行っており、その後月スイングバイによりハレー彗星観測を行ったISEE-3とまったく逆の経緯である)。
1998年にはジャコビニ・ツィナー彗星への接近観測を行う計画も検討されたが、推進剤が不足していたために断念され、1999年1月8日に探査機の送信機が停止されて運用を終了した。
== 外部リンク ==

* 宇宙科学研究所の公式ページ



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「さきがけ (探査機)」の詳細全文を読む




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